私が在籍していた日本歴史研究専攻は、千葉県佐倉の國立歴史民俗博物館に設置されています。考古學?民俗學?古代史から現代史に至るまでの多種多彩な分野の研究者が集い、自由な研究が進められています。私は、奈良で修士課程を修了後、東京で38年間中學?高校の教師を勤め、退職後、博士課程に入學しました。総研大では、先生方や事務方の手厚いサポートがあり、とても助かりました。そのほかにも、総研大には、院生の研究調査費や學會出席の旅費を援助する制度があります。私は、幸い3年間で學位を取得することができました。そして、今、また新たな出発點に立っています。研究に定年はなく、課題は山とあります。意欲のある方は、総研大への入學をお勧めします。





物理科學研究科 山崎 樂さん(2021年3月修了)

butsuri.jpg  私の所屬する核融合科學専攻は、核融合科學研究所に設置されており、プラズマ物理から爐材料工學まで、核融合科學に関する幅広い分野を學ぶことができます。私の研究テーマは、普遍的な大學で行われる基礎研究とはやや異なり、核融合爐実現を強く意識した內容でした。不透明な部分が多いテーマである以上、研究には個人の意志と継続的な努力が必要でしたが、一度モノにできたら自信を持って他の研究者と対話できるようになります。研究の遂行には資金?設備が重要ですが、博士の大學院生としては驚くほどに恵まれた環境であったと振り返ることができます。読者の皆様が後輩になってくださることをご一考願えますと大変光栄に存じます。





高エネルギー加速器科學研究科 田邉 大樹さん(2021年3月修了)

高エネ_田邉大樹.jpg 私は素粒子原子核専攻において、ミリ波宇宙望遠鏡の観測精度を向上させ、インフレーション仮説を検証する研究を行いました。KEKに所屬する総研大生は、基礎科學の最前線を擔う実験裝置のみならず、工作機械やスーパーコンピュータ、ポスター印刷機や研究ノートまで、充実した設備を使って研究することができます。研究発表や出張を経済的に援助する制度もあり、私はチリの観測所をはじめ海外の研究拠點に何度も赴き、共同研究者たちと議論や作業を共にしました。また、集中講義を通じて全國の基盤機関を訪れ、自分の専門分野外の研究について見聞を深める機會にも恵まれました。研究室の中だけで學びを完結させず、國際的な研究活動のネットワークに參加して広い視野を獲得できることが、総研大の最大の魅力だと感じています。





複合科學研究科 ガラムカリ 和さん(2020年4月入學)

複合_ガラムカリ和.png 複合科學研究科で享受できる最大の恩恵は、その豊かな多様性だと思います。基礎、応用、実踐研究を幅広く扱うだけでなく、産學官にまたがる連攜、そして多様な文化的?學問的?職業的背景をもつ研究者同士の交流が日夜盛んに行われています。この多様性は、各々の研究に多角的な視點を與え、より洗練された結果をもたらしていると感じています。昨年度はコロナ禍という大変なイレギュラーがありましたが、研究室や事務の方々の工夫によって、 多くの學生が研究の前線で活躍する研究者と活きた研究の現場や空気感を共有できたように思います。皆さんも一緒に、総研大という豊かな生態系で密な研究の交流をしてみませんか。





生命科學研究科 江川 孝彥さん(2019年4月入學)

生命_江川孝彥_顔寫真.jpg 私が所屬する生理科學専攻は生理學研究所に設置されており、私たち學生は第一線の研究者に囲まれながら充実した実験裝置を利用して研究を行うことができます。生理學研究所の設備に加えて、同じ敷地內にある基礎生物學研究所(以下、基生研)の裝置による解析も気軽に依頼可能です。私の場合、基生研にサンプルを持ち込み、質量分析裝置によるプロテオミクス解析を行ってきました。また、総研大の特色として學生の數に対して多くの研究者が在籍しており、學生は多くの指導やアドバイスを得ることができます。加えて、他研究室の教員とディスカッションする機會も設けられており、日々、研究を進めるうえで大変助けになります。研究がしたい學生にとって、とても恵まれた環境だと思います。





先導科學研究科 內海 邑さん(2018年3月修了)

先導_內海邑.jpg 進化學を極めたいなら、本研究科はとても良い選択です。それはここが考古や數理も含めて進化學の多様な分野がまとまった他學では類をみない組織だからです。特に、本研究科では年2回研究科全體での進捗報告會や他研究室への體験入室(ローテーション)があり、分野を超えて互いの研究を知り、意見を交換し、共同研究を始める環境が整っています。実際に、私は理論研究が専門ですが、これらの活動を通して、分子進化の先生と理論と実証の協働研究を行う機會に恵まれました。また、ローテーションでは人類學分野を選び、発掘調査を通して、栽培化や家畜化による進化を考古學的に迫る面白さを體感できました。さらに、支援制度も充実しており、生活費以外のほぼ全てを賄える點も魅力です。本研究科には、ミクロな分子進化からマクロな進化生態まで階層橫斷的に、またフィールド?実験?理論の異なる視點から進化を學び、狹い分野にとらわれず豊かな発想で研究する環境があります。

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